膝痛の症状【膝の上側・下側】

膝の上側・下側が痛い

膝痛の症状【膝の上側・下側】(イメージ)

膝の上側と下側に痛みをもたらす病名

膝の上側や下側に痛みを感じているみなさんは、こちらをお読みください。 

「膝痛」と言っても、痛みを感じる部位により原因となる病名が異なります。こちらでは、膝の上側と下側が痛い場合の原因などを紹介していきます。 

自分や身の周りの人の症状に当てはまるものがあった場合、無理をせず、病院などに相談し、適切な治療を行ってくださいね。 

【膝の上側と下側】変形性膝関節症 

膝の上側と下側の両方に痛みを感じる場合は、変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)の可能性があります。
膝の関節は骨や軟骨によって形成されていますが、加齢によりすり減ったり、欠けたり、形が変わったりして、痛みや動きの制限といった障害が現れます。

  • 変形性膝関節症の症状
    立ったり座ったりする際、膝に初動痛がある。膝が一定以上に曲がらず、階段の昇り降りなどがつらい。悪化すると歩行難になったり、正座が不可能になる。

  • 変形性膝関節症になりやすい人
    高齢者の膝痛の9割はこの症状に当てはまる。また極度の運動不足や逆に激しいスポーツをする人に症状が現れることも。

  • 変形性膝関節症
    軽症の場合は温熱や薬物などの保存療法が用いられる。重症の場合は骨の一部を切除する、傷んだ関節の一部を人工関節に取り替えるなどの手術が 行われる。

  • 変形性膝関節症の予防策
    日頃から膝に負担をかけたり、冷やしたりしないよう心がける。また適度な運動や、カルシウム、ミネラル、タンパク質が豊富な食生活を心がける。 

【膝の上側】変形性股関節症 

膝の上側に痛みを感じる場合は、変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)の可能性があります。
股関節とは、骨盤と太もものあいだの関節を指します。

  • 変形性股関節症の症状
    膝だけでなく、太ももやお尻、そして股関節周辺に痛みがあり、曲げ伸ばしが困難になる。重症化すると足を引きずったり、安静時にも痛みを感じるようにな る。

  • 変形性股関節症になりやすい人
    30代後半~50代の女性に多く、過去に股関節に関する何らかの病気を経験した人が発症しやすい。

  • 変形性股関節症の治療
    軽症の場合は温熱や薬物などの保存療法が用いられる。また器具で足を固定したり、運動療法をを併用する場合も。重症の場合は関節の形を変更、または人工関節への交換手術が行われる。

  • 変形性股関節症の予防策
    過去に股関節の疾病経験がある人は発症しやすいので、体重を増やさないよう食生活に気を遣ったり、ウォーキングなどの軽い運動習慣を取り入れたり、 少しでも異常を感じる時は安静を心がけるようにする。

【膝の上側】膝蓋大腿関節症

膝の上側に痛みを感じる場合は、膝蓋大腿関節症(しつがいだいたいかんせつしょう)の可能性があります。
膝蓋大腿関節は、膝蓋骨(ひざの皿)と大腿骨で構成されています。

  • 膝蓋大腿関節症の症状
    膝の腫れやこわばりがみられる。膝のお皿の上部を中心に痛みが生じる。

  • 膝蓋大腿関節症になりやすい人
    高齢者に多い。加齢により骨がもろくなったり、膝に負担が蓄積されたことにより発症する。

  • 膝蓋大腿関節症の治療
    軽症の場合は温熱や薬物などの保存療法が用いられる。重症の場合は骨の一部を切除する、傷んだ関節の一部を人工関節に取り替えるなどの手術が行われる。

  • 膝蓋大腿関節症の予防策
    日頃から膝に負担をかけたり、冷やしたりしないよう心がける。また適度な運動や、カルシウム、ミネラル、タンパク質が豊富な食生活を心がける。

膝の下側に痛みを感じる場合 

膝の下側に痛みを引き起こす病気は、10~20代の若者の間にみられることがほとんどです。その代表例は以下の通り。

  • オスグッド・シュラッテル病
    膝のお皿の下あたりの骨に、変形や膨張常が起き、刺激に対して異常に敏感になる。スポーツをする少年少女にみられ、ほとんどは1年以内に自然治癒 する。

  • 膝蓋腱炎(しつがいけんえん)
    膝のお皿の下側に、腫れや痛みが生じる。10代の男子によくみられる成長痛のひとつ。軽症の場合は薬物療法、重症の場合、手術が採用されることも。