グルコサミンの効果・効能

関節らくらく!グルコサミンの効果や有効性について

さまざまな効能が得られるとして、サプリメントや漢方薬、医薬品の主成分にも利用されているグルコサミン。関節の動きをスムーズにすることが代表的な効果として知られていますが、そのメカニズムを見ていきましょう。また、その他の健康効果や、注目のN-アセチルグルコサミンについても紹介していきます。

関節軟骨に対しての効果

軟骨と軟骨下骨の再生効果

グルコサミンは、骨と骨の間にある軟骨を構成する成分の一つ。軟骨は弾力性に富み、クッション剤として腰や膝を守ってくれています。

しかし加齢などにより、体内での生成が減少すると、日常の何気ない動作にも痛みが伴うようになります。このため、何らかのかたちでグルコサミンを補給する必要があるのです。

その効果を探るために行われた国内の実験があります。2匹のウサギの関節軟骨に損傷を与え、片方のウサギだけにグルコサミンを投与したところ、数週間で軟骨が再生されたというのです。この結果からは、グルコサミンの「プロテオグリカン再生効果」が導き出されました。

プロテオグリカンには、身体組織に水分を保持させる機能があり、軟骨の弾力維持にも深く関わっています。グルコサミンにはその再生を促す働きがあり、結果として衰えかけた軟骨の弾力を回復させてくれるというわけ。関節の痛みに苦しむ人にとっては、要注目の成分ですね!

グルコサミン効果の医学的なデータ

「でもグルコサミンって、本当に効果があるの?ただの気休めじゃないの?」。そんな風に感じる人もいるでしょう。確かにグルコサミンサプリメントの多くは医薬品ではなく、健康食品です。飲んだ人全員に効果があるとは言い切れません。

しかし、いくつかの医学的なデータが存在することも事実なのです。以下に紹介していきましょう。

有名な論文で、グルコサミン1500mgを3年間内服し続ける事で、偽薬と比べて膝関節軟骨が減少する割合、膝関節の痛み、膝関節の機能が顕著に改善したと科学的な有用性が報告されています。
グルコサミンを服用し、痛みが楽になった、体調が良くなったという主観的な感想だけでは無く、客観的評価として3年間膝のレントゲンを撮り続け、関節の隙間をデジタル画像にて正確に測定し、軟骨の減少量を評価したところ、グルコサミン服用にて関節の軟骨の減少が5分の1まで改善したと報告しています。

(大阪府の医療法人 東永内科リウマチ科のホームページより)

またフィリピン・マニラの国立整形外科医院で、変形関節症患者にグルコサミンを与えたところ、通常2週間以内に80~100%の割合で症状に改善が見られたというデータもあります。

さらにイタリアのパビア大学・ロタ研究所で行われた実験結果があります。変形関節症(首、腰椎、多数の関節)の入院患者80名のうち、ひとつのグループにグルコサミンを1日1500mg、もうひとつのグループに治療薬を投与したところ、グルコサミンのグループに著しい症状改善が見られました。

具体的には72%の患者に「顕著または良好」な症状改善が見られ、20%の患者に至っては、痛みと症状が消えたというデータが弾き出されたのです。

この実験終了後には、電子顕微鏡で軟骨の検査も行われています。治療薬を投与したグループの軟骨には、変形性関節炎に特徴的な穴やくぼみ、空洞が見られ、表面はザラザラのままでした。しかし、グルコサミンを摂ったグループの軟骨表面はツルツルで、変形性関節炎の症状は僅かに見て取れるまでに回復していたそうです。

いかがですか?上記のように驚きのデータが実際に存在しているのです。つらい関節炎を自覚している人は、ぜひ一度グルコサミンの摂取を試してみて、損はないと思いますよ!

グルコサミンには美容効果もあった

グルコサミンには、肌荒れの回復を促す美容効果があることもわかっています。

グルコサミンの中でもN-アセチルグルコサミン(原料から酵素でじっくりと抽出された天然型)には、ヒアルロン酸の生成を促す作用があるのです。

ヒアルロン酸が素肌の潤いやなめらかさを保つために欠かせない成分であることは、すでに有名。またN-アセチルグルコサミンは、ヒアルロン酸分子の400~3000分の1の大きさであるため、吸収率も抜群です。

サプリメントなどでヒアルロン酸そのものを摂取するより、N-アセチルグルコサミンを選んで、ヒアルロン酸生成を促す方が早道かもしれませんよ。

関節の痛みだけでなく、スキンケア効果も期待できるグルコサミン。女性にとって要注目の成分であることは、間違いないですね。